不織布バッグとは?不織布の製造法や種類、ノベルティとしての便利さも解説
目次
バッグの素材は多岐にわたっていますが、その中でも特にノベルティに適しているのが不織布のバッグです。
その字の通り、織っていない布で作られたバッグで、軽くてコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
ノベルティグッズとしても人気ですし、名入れをした不織布バッグをセミナーやイベントで使う例もよく見られます。
この記事では、そもそも「不織布」とはどんなものか、不織布バッグの利用法、人気の不織布バッグの紹介などをしていきますので、ぜひ、参考にしてください。
不織布とはどんなもの?
不織布は1900年代の前半にドイツで生まれました。
その後、アメリカで本格的な生産が開始され、日本では1956年から生産が行われています。
不織布とは、織らない布状のもの全般を指します。
糸を織ったり編んだりして作られている布が一般的に使用されています。
一方、不織布は、熱で融着させる、特殊な接着剤で繊維同士を結合させる、和紙のように漉く、フェルトのように繊維を絡ませるなどの方法で作られています。
参考:日本不織布協会HP(https://www.anna.gr.jp/)
不織布はどんな用途に使われている?
最も身近な不織布は、コロナ禍で大活躍した不織布マスクではないでしょうか。
そのほかにも意外なところで不織布は使われています。
以下に、代表的な例を挙げてみます。
カテゴリー | 具体的な使用例 |
衣料 | 洋服の芯地、接着芯地、肩パッド、靴のインソール、ワッペン、スリッパなど |
医療 | 手術着、キャップ、マスク、シーツなど |
建築 | 壁紙、カーペット基布、防音材、養生シートなど |
車両関係 | 自動車の内装、自動車部品など |
衛生用品 | おむつ、生理用品、ガーゼ、綿棒、おしぼりなど |
生活資材 | スーツカバー、収納袋、風呂敷、包装材、化学雑巾、たわし、カイロ、ショッピングバッグ、ティーバッグ、カレンダー、アイマスク、ブックカバー、クッキングペーパー、テーブルクロスなど |
不織布のメリットは?
不織布は繊維をそのままシートにする製造方法なので、織物や編み物に比べると低コストになります。
また、製造方法によっては、保温性や通気性の高さ、ろ過性を持たせることで、さまざまな用途に使えるというメリットがあります。
一方で、洗濯することには向いていないので、長い期間の使用には向いていないと言われています。
不織布の原料は?
不織布の原料は、一般的に化学繊維を思い浮かべることが多いのですが、さまざまな繊維が使用されています。
以下は、代表的な不織布に使われる原料の例です。
レーヨン
化学繊維の一種。木材パルプもとにした植物原料を薬品加工した再生繊維です。
ウェットティッシュや使い捨てワイパー、食品の包装材に使われます。
ナイロン
石油系の化学繊維の一種。軽くて耐久性があり、伸縮性に富んでいます。
衣料の芯地などに使われていますが、一般的に他の化学製品と比べて高価なので、用途が限られています。
ポリエステル
石油系の化学繊維の一種。PETと呼ばれ、フリースなどの衣料品に多用されています。
ダウンジャケットなどに利用されることもあります。
再生PETを利用した不織布も多く採用されています。
ポリプロピレン
石油系の化学繊維の一種。PPと呼ばれ、合成繊維の中で最も軽い繊維です。
衛生用品やシューズカバー、不織布バッグなど、多くの用途に使われます。
ポリエチレン
石油系の化学繊維の一種。PEと表示され、軽くて丈夫なのが特徴です。
耐寒性や薬剤への耐性が強い特徴を持っています。
防水シートやロープなどに使われています。
パルプ
木材や植物を原料とした繊維で、紙の原料にもなっています。
製法で用途が大きく異なるので、汎用性の高い原料と言えます。
キッチンペーパーやろ過資材、おしぼりなどに使われています。
不織布バッグの特徴とは?どんなシーンで使う?
不織布はコストパフォーマンスが高く、汎用性の高い素材です。
コスパの良さや軽さ、丈夫さといった特徴を生かせるので、不織布を利用したバッグが多く作られています。
不織布バッグの特徴は?
不織布バッグにはさまざまな特徴がありますが、代表的な点は以下のようなものになります。
耐久性の高さ
不織布は繊維が絡まることで形成されており、構造的にも引き裂きにも強い構造になっています。
重い物を運ぶ際にも破れにくく、複数回使用することができます。
軽くてかさばらない
軽い素材で持ち運びやすいのも大きな特徴です。
また、かさばりにくいので保管する際も場所を取りません。
イベントやセミナーでは、不織布バッグに資料やカタログを入れて保管する、移動させることも多いので、軽くてかさばらないという点は大変実用的です。
水に強い
不織布は水を吸収しにくい素材のため、雨の日や水がかかりやすい環境でも、比較的中の物が濡れにくいというメリットがあります。
環境に優しい
使い捨てプラスチックバッグよりも、繰り返し使うことができるため、環境負荷の低減にも貢献できます。
名入れ印刷が容易
不織布の表面は印刷に適しており、シルクスクリーンや熱転写などの印刷方法で、鮮明なロゴやデザインを施すことができます。
販促用バッグとしても使いやすいポイントです。
コストパフォーマンス
不織布は比較的安価で製造でき、単価を抑えられるため、大量生産に適しています。
低コストで高品質なバッグを大ロットで用意することが可能です。
不織布バッグはどのようなシーンで使われる?
不織布バッグは実用性が高く、使い捨てになりにくいという特徴から、エコバッグをはじめ、さまざまな用途に使われています。
ここからは具体的に、どのようなシーンで使われているのかをご紹介します。
ショッピングバッグとしての販売
不織布バッグは、耐久性があり再利用可能なため、スーパーマーケットや他の小売店での買い物バッグとしても販売されています。
プラスチックバッグの代替として環境に優しい選択肢と考えられています。
プロモーション用アイテムとしての利用
企業やイベントでのプロモーションとしても利用されます。企業ロゴやイベント情報を印刷して、広告ツールとして活用することができます。
ギフトの包装用バッグ
不織布バッグは、見た目が美しくカスタマイズしやすいので、ギフトバッグとしても人気があります。
特に、企業の景品や記念品の包装や、アパレルブランドのショッパーとして配布されることが多いです。
カンファレンスの資料用バッグ
学会やカンファレンスの参加者に資料や関連商品を配るためのバッグとしても使用されます。
薄いマチの付いていないタイプのバッグは資料を入れてもかさばらないので、特に便利です。
学校や教育機関の活動
学校の教材やスポーツ用具などを運ぶためのバッグとしても使われます。
柔らかくフィットする性質があるので、ボールやユニフォームなどを入れても持ち運びしやすくなっています。
エコ活動のPR利用
環境保護活動やコミュニティのクリーンアップイベントで使用されることもあります。
プラスチックバッグよりも使用回数が多いので、エコバッグとしての利用を印象付けられます。
ノベルティコレクションおすすめの不織布バッグ
ここからは、ノベルティコレクションで人気の不織布バッグをご紹介していきます。
展示会や会議などの資料入れ、ショッパーとしての利用、オリジナルエコバッグの制作などさまざまな用途の商品があります。
デザインやカラーバリエーション豊富なものが多いのも不織布バッグの特徴。
イベントや企業のイメージに合った商品を選んでみてください。
展示会や会議などの資料入れに
バイオマス不織布A4バッグ1枚
小判型に持ち手部分が抜けている、マチの無いタイプの不織布バッグ。 |
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再生不織布フラットショルダートートマチ無しのフラットなトートバッグ。 |
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不織布A4スクエアトートスクエアタイプのトートバッグ。 |
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不織布A4ワイドスクエアトートA4サイズの横に長いタイプのトートバッグ。 |
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不織布カラーライントート縦に入ったラインが印象的なデザイン。 |
エコバッグとして使える不織布バッグ
プラスチックスマート ショッピングカートバッグ1個ショッピングカートのふちに引っ掛けるフックがついたアイデア商品。 |
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再生不織布スタンダードバッグお買い物やアパレル関係のショッパーなどとしても便利な舟形タイプのトートバッグ。 |
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再生不織布スクエアトート横型のスクエアトートバッグで、容量も大きめのアイテム。 |
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丈夫で軽いショッピングバッグ米国デュポン社が独自開発した高密度ポリエチレン不織布「タイベック🄬」を使用。 |
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不織布保冷ビッグライントート30Lと大型の保冷機能付きショッピングバッグ。 |
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ポケットインエコバッグ1個折りたたむとコンパクトにまとめられて、携帯にぴったりなエコバッグです。 |
カラー展開が幅広い不織布バッグ
不織布バッグ(M)人気の高い縦型の舟形トート。 |
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不織布B5サコッシュB5サイズのものが入る大きめのサコッシュ。 |
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カラモ 不織布バッグ A4横横型A4サイズで、9㎝とマチが大きくとられており、ノートや資料がしっかりと入る仕様になっています。 |
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不織布ポケッタブルエコトートポケット付きの縦型トートバッグ。 |
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不織布保冷ボックストート500ml缶が6本入るボックス型の保冷用トートバッグです。 |
ラッピングに適した不織布バッグ
カラークール不織布保冷バッグ1個保冷・保温効果のあるバッグでコストパフォーマンスの高い商品です。 |
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不織布ラッピング巾着(M)フォトフレームや記念品タオルなどを入れるのにおすすめのサイズです。 |
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不織布バッグ(特大)福袋の販売や衣料品のショッパーとしても便利な特大サイズの不織布バッグ。 |
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不織布マチ付きイベントバッグ底に台紙が入った不織布バッグ。 |
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チャックシール付き保冷バッグ1個食品など保冷管理の必要な商品の包装に向いた不織布保冷バッグです。 |
オリジナル不織布バッグ制作に効果的な名入れ方法とは
不織布バッグをノベルティやショッパーとして使う際には、会社のイメージなどに応じて名入れをするのがおすすめです。
ここからは、オリジナル不織布バッグ制作に効果的な名入れ方法についてお知らせします。
以下に挙げたような点を考えて制作すれば、トートバッグを制作することで、オリジナリティあふれるアイテムを生み出すことができます。
発色が鮮明なシルクスクリーン印刷
シルクスクリーン印刷は、網目状のシートを用いてインクを布に押し付け、社名やロゴをプリントする技術です。シルク印刷とも呼ばれています。
この方法のメリットは発色が鮮明で、色落ちや退色が少ないため、さまざまなグッズの印刷に適している点です。
色ごとに異なる版を用意する必要があり、多くの色を使ったデザインでは初期のコストが高くなる場合があります。
大ロットで制作する際にはコストパフォーマンスが良くなることが期待できます。
小ロットで多くの種類を作るときはインクジェット印刷
インクジェット印刷は、インクジェットプリンターを用いて、迅速に印刷を行う技術です。
多様な素材に対応可能で、特に平面の印刷に向いた印刷方法です。
そのため、エコバッグなどの名入れ印刷には最適な方法と言えます。
細かい部分や繊細なグラデーションも表現できるので、鮮明なデザインを求める際に選びたい方法です。
また、デザインの種類を多くして、各デザインの印刷数は抑えたいという場合に特におすすめです。
発色が良く長持ちする昇華転写印刷
昇華転写印刷は、ポリエステル生地専用の印刷方法です。
インクでデザインを転写紙に印刷し、その紙をアイテムに密着させた後、熱と圧力を加えて転写します。
色の発色が鮮明で、印刷が長持ちする特徴がありますが、選べる素材はポリエステルのみなので、注意が必要です。
素材に左右されず美しくプリントできる熱転写印刷
この印刷技術は、特別な転写紙にデザインをプリントし、その後熱と圧力をつかってアイテムにデザインを転写する方法です。
グッズに直接印刷しないので、素材の色の影響を受けずに、グラデーションなどの複雑なデザインも鮮明にプリントすることが可能です。
さらに、ポリエステル、ナイロンなど、さまざまな素材に使用することができます。
名入れ印刷ならノベルティコレクションがおすすめ
ノベルティコレクションでは常時掲載している30,000点を超えるアイテムに、様々な方法で名入れ印刷ができます。
文字のみの名入れは、書体サンプルから選ぶとデータ作成をOFF!
詳しくは「名入れについて」のページをご確認ください。
また、商品毎で合計¥33,000(税込)以上のご注文は、お届けの送料が無料となります。予算でお悩みのお客様には、特価でご案内している商品もございますので、ぜひ一度ご相談ください。